布団
このところの冷え込みで薄い布団では寒かったので、厚めの布団に変えてみたが、寝ている間に暑くなって布団を無意識に外してしまい今度は寒くて目が覚める。一晩に何度かそれを繰り返したら体調不良になってしまった。以前も寒くて目が覚めることは普通にあったが、もはや歳のせいか普通では済まなくなってきたようだ。発熱は無いが体がダルく軽い風邪のような感じ。
この状態で釣り遠征とか行かないと思うが、年末の予定は決まっているのでずらしたくはない。ただこれまでの経験で調子の悪いときに釣りに行けば治ってしまうということが何度もあった。そう、釣りに行くことこそが、釣り○○につける薬なのだ(笑)。
そんなわけでこの時期恒例の四国南西部に遠征。車中でぐっすり寝たので体調は少しマシになった感じ。でもまだ本調子ではない。この日はこの時期にしては何十年ぶりとかの温かさになるとのことでその点は運が良かった。
川沿いの港で早朝から釣り開始。奥から入り口に向かって探っていくと係留船の際、足元でヒット。小さめのロウニンアジだ。次も同じようにロウニン。沖に投げても掛かってくるのは手前ばかりで、小ぶりの群れがその辺に集まっているらしい。沖の方でドーンと大きいのに来て欲しかったので手前を無視して遠投していると、狙い通りにドーンとヒット。
う~んコレコレ、良く引いたロウニンアジ、楽しい~。しかしその後は遠投しても小ぶりばかり。まあポツポツとアタリがあって、ロウニン・オニヒラも混じり一か所目から満足満足。
恐怖のポイント
続いてこの時期に良く釣れるポイント。昨年の同時期に来たときはロウニンアジの良型が多数いて、30cm前後ならキャッチ出来たがそれ以上になると歯が立たず何度かラインを切られた。足元手前は大きな岩が並んだ駆け上がりになっていて、掛けると寄せるときに手前に潜られて岩に擦れてしまう。悔しい思い出がよみがえるが今シーズンはどうだろうか。
着いてみると先行者がいて、スズキ狙いとのこと。エバについて聞いてみると、前の日にエバ狙いの人が1匹しか釣れなかったと聞いたらしい。う~ん今年はハズレなのか?先行者のスズキ師が帰って一人キャストを続けるが確かにアタリが無い。
スズキ師がいたあたりにキャストしてボトム付近を探ってみると、スッとティップが引き込まれて何かがヒット。グングンとエバっぽい引きだと思っていたら、引きが強く手前に向かってくる。慌てて巻き上げるが間に合わず、ラインが擦れる感触が伝わる。イカンと思ってテンションを緩めて様子を見る。
根魚ではないので動きが伝わってくる。そろそろどうだ?と思って思い切りリフトアップすると少し浮いた感じがしたがすぐにブチッ・・・。あーまたやってしまった(泣)。どうやら今年もいるらしい。
仕方なく横に移動しながら探り続けると、投げた先でヒット。良い引きだが潜られることなくキャッチ。お~いたいた、大好きなギンガメ。とりあえずキャッチ出来てホッとする。同じところに投げるとまたヒット。少しサイズアップ。また投げるとまたまたヒットで入れ食いに。サイズも20㎝台後半で良く引いて楽しい。前日は釣れなかったとのことなので、この日が開幕日だったようだ(笑)。
この時期のこの場所らしい釣りを楽しんでいると、小さいのが掛かってきて楽々寄せていた時に急に重くなり動かなくなった。ん~?何かに引っ掛かったかと思ったが、少しずつ横に動き出した。叩く感じはなくズズズッとラインが引き出され、横にあるロープの方へ向かっていく。ウッこれは赤い目のヤツだ。そっちはだめ~と引き留めようとするが、重機のような移動を全く止められない。諦めかけた時にフッと軽くなった。切れたのかと思ったが小さいギンガメアジが付いていた。歯形でも付いているかと見たが特に何もない。
冷や汗をかいたが釣りを再開すると、相変わらず同じところに溜まっているようでエバのヒットが続く。と、また小さいのが掛かったと思ったらガッシリとくい止められてズズズッ。さっきの再現を見ているかのようにロープがある方へ向かい始めた。
今度こそダメだと思ったが、ロープに差し掛かったところで離された。やっぱり小さいエバは付いたまま。リーダーがザラザラになっていたので、丸呑みされていたようだ。どうも小さいのを狙って待ち構えているらしい(汗)。運良く2回とも吐き出してくれたが、アカメにルアーを飲まれたままラインを切られるとなると大いに問題アリなので、これ以上その溜まり場を狙うのは止めにした。
と言いつつ、移動する前にロウニンに切られた場所に戻って懲りずにキャストしてみる。40cmとかいらないので30㎝手前ぐらいでどうかオネガイシマスお願いしますオネガイシマス・・・と祈りながらボトムまで沈めて探ると、グンッとヒット。来たっ、すぐさま目一杯ゴリ巻きしたら、あっという間に上がってきてクロホシ君がぶら下がっていた。ドキッとしたがホッとした。
ランガンは不発
モーニングタイムが終了してからは、漁港を巡って楽しい冬エバ探し。場所によって居たり居なかったりするが、何か所か回ればアタリはあるはず。ところが予定していた場所はどこもアタリが無く、時間が余ったので一か所追加するがカスリもしなかった。う~んまだ冷え込みが足りないのか?それとも今年はハズレなのか? 来月また来て確かめよう。
聖地でアジング
エバ狙いは早めに終了。夜に向け大きく移動して四国北西部のアジング聖地へ。今年は良く釣れていてにぎわっているらしい。尺やらギガ狙いで泊りがけで聖地に遠征してくる人も多いようだが、私のようにエバ釣りの帰りにちょっと寄る様な不届き者は好ポイントに入れるわけもなく、いつものマイナーポイントへ。良型は狙っておらず、この地の雰囲気を楽しむのだ。マイナーとはいえ魚影はまずまずな感じで、好ポイントからあぶれた人々も来るようだ。
日没が近づき対岸の好ポイントの堤防には多くの釣り人が見える。こちらは私だけだ(笑)。釣りを開始してしばらくはアタリが無かったが、午後6時頃にアタリがあってヒット。小アジをキャッチ。少し時間をおいて中アジもキャッチ。数は多くない感じで連発しても2回まで。途中で同業者が来て、ポツポツ釣りあげているようだ。終了時刻まで何とか2桁釣りたいと思ったが、時間切れで9匹で終了。それでも雰囲気を存分に楽しんだ。
風邪は?
朝起きた時は本調子ではない感じがしたものの、ラインを切られたあたりから頭に血が上って体調のことなどすっかり忘れ、夢中で一日を駆け抜けた感じ。遠征では釣り終了後に短時間の仮眠をすることが多いのだが、この日は帰宅するまでトイレ休憩のみで全く問題なかった。いつもの遠征よりも充実していた感じ。やはり釣りに行くと風邪は治るのだ(笑)。それにしても寝ている間に布団を外してしまうのな何とかならないものだろうか。自分でやっていることなのに、どうにもならないのがもどかしい。