2007.10.07 ぱわぁの『楽しい相模湾クルージング(^^;』


Report by  ぱわぁほ〜る


プロローグ

 9月に入ってメジが釣れだしたので一緒に行かないか?と職場の人から誘われた。湘南の某有名な船宿の釣果情報ではメジもカツオもかなりの群れが入ってきているらしい。カッタクリやコマセ仕掛けで釣るらしいが、ルアーももちろん同船可能。メジもカツオも釣ったことのないおいらは二つ返事で承諾。ところが・・・。

 メンバーの日程がなかなか決まらない。ようやく9月22日を予定日とし、状況次第で調整しようということに。しかし予定日が近づくにつれて釣況は悪くなる一方。結局、延期ということになった。

 諦めきれず誘ってくれた人が船宿の情報を探したところ三浦半島の船宿で何件か景気のいい話が上がっているらしい。一緒に見ると、カツオが30匹以上釣れたとかメジが10匹以上釣れたとか、よだれが出る話ばかり。早速連絡を取ろうという話になったが、メンバーのほとんどが竿を持っていないという。しかもカツオを釣ったことのある者はゼロ。そんな状況でなかなか船宿が決まらない。

 いっそのこと、千春船長にお願いしてみようかとメンバーに持ちかけたが、千葉から参加するメンバーもいてちょっと距離的に辛いと言われあえなく却下。なんとか初心者でしかも道具なしでも問題なく乗せてくれる船が見つかり、さらにルアー同船可能ということでそこにお願いすることに。カッタクリやコマセ釣りではなく、一本釣りがメインで、竿も仕掛けも船宿で用意してくれるらしい。1本釣りなんて経験したことないし、それも良いかな。合間にルアーが出来れば。話が上がってから1ヶ月以上、紆余曲折の末やっと出撃することに。

10月7日 5:00AM

 船宿にメンバーが集合。他の船に乗るお客さんも含めて船宿はごった返している。前々日はかなり好調だったらしく早上がりだったとか。そんな事前情報もあり、人が増えたのだろうか?受付も済ませ、ルアーで釣る旨を告げる。乗船券をもらうと、先に受付をしたメンバーと色が違う。ルアーはやはり分かれて釣るのかしらん?

10月7日 6:00過ぎ

 船着き場に着くと、総勢30名以上がたむろしている。この全員がカツオ船の客らしい。まさか全員一緒の船に乗ることはないよねぇ・・・?と思いながら船を待つ。船が到着すると、全員が1つの船に乗せられる。札の色が違ったのはおいらが受付をしたのが遅かったから。しかも、ルアーは奥に・・・と乗る段階で言われたものの、特に分けられている様子はなし。ミヨシが空いているようだったけど、そこには案内されず。気がつけば満席状態で職場のメンバーもちりぢりに座ることに。自分の座れる席は・・・と、『こっち空いてるよ』の声に案内され大ドモの1つ前の席に座ることに。背中には朝顔。なるほど、最後まで空いているわけだ。

 あとで聞いた話だが、ミヨシは本職の漁師さんがカツオの一本釣りをする場所で、乗り合いの客は漁師さんの船に『便乗』する形だとか。なるほど。そういうシステムもあるんだ?それで船の上には雑然と道具が散乱しているのね?

 船は左舷側に1本釣り、右舷側にフカセ釣り、その大ドモと隣のおいらがルアーで挑戦、と言う構成になった。大ドモの方は、始めはフカセ釣りでやるつもりだったのだが満席で餌を取りに行くことが大変そうという理由でルアーに替えたらしい(^^;

 出船前から対応に不安を感じつつもとにかく出発!

10月7日 8:00

 船は一気に沖に向かって走り、カツオの群れを探す。途中、ワラサ狙いの船団がいて、そこでナブラも見えたのだが無視。更に沖を目指す。隣の大ドモの方は野地さんと手のヒラアジさんを足して2で割ったような雰囲気を持った方。いろいろと話をすることが出来た。反対側のフカセ釣りの方ともいろいろと話をしてとりあえず良い雰囲気で釣り場を目指す。 ・・・が、なかなか群れが見つからないらしく、途中でUターン。結局、ワラサ船団の近くで始めることに。

 フカセ釣り・・・始めるまでは余り気にはしていなかったのだが、仕掛けが目の前に流されてくる。こうなると、キャストをする場所は船後方のみ。しかもすぐ隣にはフカセ釣りの竿があり、キャストすることがかなり厳しい。そんな中、自分の投げたメタルジグの後ろにカツオの影を見て熱くなるもヒットに至らず。すぐに群れも去っていったようで移動。この間、5分程度。

10月7日 10:30

 最初の釣りから小1時間程群れを探してまた5分ほど釣りをしたら移動。やっと3回目の釣り・・・もやはり5分程度で移動。どうもカツオの群れが少なく、群れ自体も小さいようだ。海の上にはめぼしい漂流物もなく、鳥も船が撒くイワシをあてにして船の後ろで鳥山を作るだけ。お前等、魚の群れを探して来いよ!!

 大ドモに座る方の話だと、この日は水の色が良くないという。言われてみれば、水が少し黒っぽいと言うか茶色っぽい。もっと青い方が良いとか。そんな話をしながら、鳥山を捜し続けるが、全く見あたらない。船は相模湾をあっちに行ったりこっちに行ったり。

10月7日 13:00過ぎ

 ・・・最後に釣りをしてからかなりの時間が経っている。その間、鳥山らしきものを見つけては近づいてイワシを撒き様子見。その間にジグを落とさせてくれぇ!と何度思ったことか。相変わらず群れを探して放浪は続く。

 ようやくめぼしい群れを見つけ、「はいどうぞ」の声が掛かる。と同時に隣の方のロッドがしなりファイト開始。おいらの方には反応なし。船縁まで来たのでタモ入れをしてキャスト再開。と同時にヒット!・・・カモメさん(--; 急いで回収してリリース。無事に飛び立ってくれて一安心。と同時に「はいやめて」の声(;_;)

 隣で上がったのはまるまると太った大きなカツオ。次は釣るぞぉ!!

10月7日 14:00過ぎ

 更に群れを求めて相模湾を何度か往復したあと、今までで最大の群れを見つけた。周りにまだ他の船がいない状態でキャスト開始。早速隣の方がまたファイト開始。やはり大ドモは邪魔になる物が少ないのでやりやすそう。タモ入れは良いから頑張ってとの言葉にキャストすると、グン!と重くなったがなんだか小さそう。それもそのはずまたカモメさん(--;; しかも1キャスト2ヒット(-"-;;;;;

 かみつかれながらもようやく2羽ともリリースした頃にはすぐ目の前に他の船が着けていてキャストどころではなくなった。それでも何とかスペースを見つけてキャストを繰り返すと、自分のジグの後ろでボイル!その直後に「コツッ」とミスバイトの感触だけが伝わりおしまい。あぁぁぁぁぁ!なんでちゃんと食ってくれないのぉぉぉぉ?(T^T)

 熱くなってキャストを繰り返すが、数投後にライントラブルをおこしてジグが跳ね返ってきた。見事に二つ隣の方の服にヒット(・_・;;;;大急ぎ&平謝りでフックを外す。身体や顔でなくて良かった。

 やっと外してキャスト再開。とほぼ同時に「では、道具をしまってください」の声。へ???もう終わり???釣りしている時間は正味1時間もないよ????もう少しやらせてよぉぉぉぉぉぉ!!!!

 8時間以上船に乗って7時間ほどは相模湾クルージング。この日の状況が悪いのは仕方がない。でも、釣りの時間が少なすぎるよぉ!!!

エピローグ

結局、この日の成績はグリングリンの丸ボウズ。左舷側の1本釣りではあぶれた人はいなかったようだが、右舷側では釣れている人の方が少なかったようだ。釣り方1つでこれだけ差が出るとは、正直思わなかった。まぁ、左舷側では本職の漁師さんのために撒き餌までしてるわけだから、その御陰であぶれることはないだろうけど。中乗りさんの話では、メジが出るとフカセの方が有利だとか。しかし、この日はメジはゼロ。それにしてもこの差は酷すぎる。

 今回思ったことは、やはり知らない船に乗る場合、特にルアーで餌釣りに同乗させてもらう場合きちんと乗船場所や攻め方を聞くべきだと思った。予約は職場の人任せというのもあったが、ルアーに対応しているというだけで勝手にミヨシや大ドモなんかにに他の釣りとは隔離するように乗って釣りをするものだと思いこんでいたのは大間違い。まさか鮨詰め状態でキャストすることもままならないような状態で乗ることになるとは思わなかった。正直、ルアー同船可能な状況ではないのに適当に乗せられた感じ。もちろん乗ってからのケアもない。やっぱり、ちゃんとルアーに対応できるところを選ぶべきなんだろうな。

 今回の出撃は先月に話が上がった時点でぱわ妻から許可を得ていたので出撃できたけど、いよいよスポーニング間近の状況となり、今年中のリベンジは不可能。こうなったら、来年こそはカツオ&マグロ&シイラ・・・釣るぞぉ!!!!

 そのときはよろしくお願いします>千春船長(^^)