2004.04.30 ブラックスプーンでトラウトを攻略!

Report by Fumio Noji

久々にスプーンで・・・

 今回はエリアのトラウトを、久々にスプーンで攻めてみることにした。気温が急激に上昇して、表層水温も高くなってきたみたい。その影響なのか、表層付近のトラウトたちは、ルアーへの反応をまったくしてくれない状況だった。周囲を眺めてみても、釣れているのはウキ?釣りをしているフライの人たちばかり。水面ではハッチしているユスリカに、20cmほどのヤマメがライズを繰り返している程度だった。朝のうちはミノーのリアクションバイトで数尾をキャッチできたものの、日が差し込み始めてからは反応なし。

 そこで久々にスプーンでボトムを狙い、活性の下がっているボトム周辺のトラウトを探ってみることにした。今回はエリアスプーンをカラーローテーションして、2gを使ってじっくりと狙ってみた。色々と試してみたけれど、どのカラーでもポツポツ程度しかヒットしてこない。これでは周囲の釣れ具合と大差なく、あんまり面白くない。そこでめったにラインへ結ぶことのない完全なブラック(表と裏)を取り出して、それを使ってキャストしてみた。すると着水と同時に、それまで水面で反応しなかったトラウトまでもが、着水と同時にそのスプーンにバイトしてくる。水面で反応がなくなっても、ボトムまで沈めてやれば、ワンキャスト、ワンヒット状態がしばらく続いた。


ワンキャスト、ワンヒット

 少しして反応が落ち着いたけど、ちょうど放流時間だったようで、車からドバドバとトラウトが放流されていく。放流場所ではしばらく釣れていたようだけど、ここはかなり場所が離れている。ところが10分ほどすると放流場所で釣れなくなり、今度はこちらでアタリが出始めた。周囲のルアーは普通っぽいスプーンだったけど、ボクは先ほどのブラックのまま。周辺でもポツポツとヒットし始めたみたいだけど、ボクはまたもやワンキャスト、ワンヒット状態へと突入した。おそらく放流によって周辺のトラウトの活性も高まり、急激に盛り上がりを見せてくれたのだろう。

 この日は久々にうちの長男もロッドを振り、久々の感覚にとまどいながらも次々とヒットを続けていた。トラウトの大型は45cmほどで、ヤマメも混じって大満足の釣行だったようだ。11時頃には気温がかなり上昇して、かなり暑くなってきた。トラウトの反応も渋くなってきたので、次の放流を待つことなく撤収することにした。帰りは道路の渋滞もなく、スムーズに家まで到着。連休中とはいえ、やっぱり平日だったからか、エリアもガラガラでのんびり楽しむことができた。