「偏光サングラスの意味」

陽射しが上下左右のスキマから・・・

 皆さんは、釣りをするときに偏光グラスを使ってますか。文字通りこのサングラスは、偏光することが目的です。偏光グラスとしての意味を持たせるためにまず大切なのは、自分自身の目を覆い保護することができる・・・、これに尽きますよね。ところが最近流行の偏光グラスは、ファッション性を重視したものがほとんどで、タレントのような超小型タイプばかり。おそらく多くの人がカッコイイと感じるからなのだろうけれど、偏光グラスのメーカーが販売しているものは、すべてと言ってもいいほどに小型レンズばかり。

 ところが実際の釣りに及ぼす影響を、皆さんは意識したことがあるのでしょうか。ファッションでレンズ面積の小さなモノを使うのは構いませんが、釣りの世界では役に立ちにくいケースもあるのです。たとえば最近流行のエギングですが、昼間のサイトフィッシングを楽しもうとすると、偏光グラスが必需品になります。ところがレンズ面積が小さいため、陽射しが上下左右のスキマから入り込んできています。レンズが小さいので顔に密着できず、これは当然の成り行きですよね。このようなタイプを愛用しているアングラーが取っている行動として、手で偏光グラスの位置を微妙に動かしているのをよく見かけます。

 すべてのアングラーがこうしているのではないようですが、わざわざ海中の様子を覗くたびに手を使っていたら不便ですよね。だってちょっと大きなレンズ面積のタイプを使えば、上下左右からの陽射しが入り込むのを防ぐことができるのですから。流行だけでタレントのように小型レンズを使うことで、こういったわずらわしさを感じている方は少なくないと思います。ひょっとしたら偏光グラスの性能自体が、この程度のものだと誤解している方もいるかもしれません。いつの間にかバスフィッシングの世界から始まり、こういったファッション性を追求した代物が多く出回り始め、昔ながらの大型レンズを愛用するアングラーが減っています。ほとんど売ってないのだから当然のことですよね。

今どき時代遅れだよ・・・

 先日、某月刊誌のカラーページで、harukaに面積の大きい偏光グラスをかけさせました。するとある方から「カッコ悪い。今どき時代遅れだよ・・・」という話がありました。これって機能面で時代遅れなら意味が分かるけど、カッコ良さだけで考えると、アングラーとしては失格の意見ですよね。だって見た目のイメージだけで判断して、実際の釣りに使うときの機能を無視しているのだから。まあちょうど手持ちがないときに、釣り場の近くで購入した安物ってのもあったけど、やっぱり形状というか面積に関して言えば悪くはないと思う。

 主流となっている偏光グラスメーカーさんからは嫌がられるかも知れないけれど、販売のためだけで不便さを感じるようではいけないんじゃないかな。とくに海では下からの反射だってある。強い陽射しでは、極端に言うと完全シールドが欲しいくらいだ。海面からの反射は思った以上に強いので、目の保護という観点からも、もう少し考えてあげた方がいいのではないかと思います。面積の小さな偏光グラスを愛用しているあなた、これを読んで何を感じましたか?