少しソルトから離れますが･･･、一人のアングラーととして最近気になる問題があるので！特定外来生物にバスがリストアップされましたね。バスを駆除するか共存するかは難しいところですが、在来種を保護するためなら多少の駆除は仕方ない話かと思います。ただ問題はこういう事例がたくさん法律化されることの問題です。すべてが悪いと言うわけではありません。
バスは少なからず（多いのかな）日本の淡水系の生態系を狂わしてしまったのは事実でしょうね。でもこれって、誰がいけなかったのかな。悪者を今探しても仕方ないので言及しませんが、自分の子供のころ、釣りの本でバスは神奈川県の芦ノ湖と相模川水系にいることは知ってました。自分もバス釣りに憧れルアーの世界に入りました。でもなかなかバスって釣れなかったです。で、いつの間にか海でスプーン投げてたら色々魚が釣れて。バスは頭から離れましたが、自分が違う釣りや遊びに興じている間にバスは日本の何処でも釣れる魚になってました。
どうしてこの様な事態になってしまったのか？釣り業界、釣り人一人一人が考える時期（もう遅いのかも知れませんが）はなかったのか？子供のころ読んだ釣りの本にもバスは他の場所に放流してはいけない！子供でも判ることなのに。この法規制はどう考えてもバス釣りにはもう遅い規制としか思えないのです。（現実問題としてはすぐバス釣りがなくなるとは思いませんが、ひとつの大きなジャンルを失うきっかけですよね。釣り業界はダメージが多少なりあるでしょう。バスでしか食べていけない所も多いのでは）
上手く言えませんが、もっと早い段階で手はうてなかったのか、釣り業界は何をしていたのか。道具売ってればいいと言うものではないですよね。ＴＶのエンディングでフィールドを大切にしようって大手メーカーは言ってますが、もっと現実的な問題が山積みされている気がします。
もうひとつ逆に今回の規制は正しいのか？です。議論がバスいじめにクローズアップされている気も少なからず感じます。議事を読んでも今ひとつ要点を得ません。水質汚染や、河川整備による魚自体の減少ってないんでしょうか？放流する魚と言えば鯉！近所の小さい川は鯉しか泳いでいません。寂しい限りです。
また、少なくとも近所の相模川では昔あった入り江、ワンドなどは埋め立てられ今は立派なグランドに変貌しています（ＴoＴ;これはどう受け止めればよいのでしょう？議事のなかにバス釣りでないと親子の絆は築けないのか？こんな質問がありました。応答には「バス釣り親子の絆を築く良い方法である」と書かれていました。逆にバス釣り出なくても、子供はフナ、エビ、ハゼ釣り、何を教えても楽しく遊べると反論？されています。自分もバス釣り出なくとも釣りは楽しめると信じています。ルアーでなくとも良いとも。
他の場所の事情は判りませんが、少なくとも近所で昔のような手長エビ、フナ、タナゴなど、簡単に釣りの出来る河川は減っている気がします。更に立ち入り禁止の場所も増えていると思います。そんななかでの今回のバス釣り問題です。他の問題を棚にあげ、バスを駆除してしまえ！と言う短絡的な考えにはなっていないのでしょうか。日本の政治の悪いところかも知れませんが、どうも自然保護には疎いですね。（今回のバスリストアップは自然保護であるけれど・・・）
さて、取りとめのない文章で申し訳ありませんが、自分も、実際の食害等が酷いかは知るところではありません。しかし、これが港の使用、魚類資源の確保、海ではまた別の角度からあてはめることが出来ると思います。駆除される魚はいなくても、野地さんの言っているように自分達の首を絞める行為はたくさんソルトにもありますよね。
先の静岡のイカの条例しかり、港の釣り禁止問題しかり。これがすべて法律化されたら、どうなってしまうのでしょうか。（自分も夜釣り禁止港で釣りをしてた人間ですから大きなことは言えません）バス釣りのような問題に発展する可能性の問題は自分は判りませんが、法律で釣りが出来なくなる世の中なんて考えたくもありません。自分で出来ること、また釣り業界にはもっとして頂きたいことがあるのかな？
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