初心に戻ることの大切さ |
Report by Taka
このお題は野地さんのコラムと被っている。知っていて書いている。そして、野地さんのコラムをまだ読んでいない。そもそも、この様なコラムを書くきっかけになったのが、釣行記で書いているシーバスである。文章を読み、経験していくと自分流が顔を出す。もちろん私もその1人。この自分流が良い方向に向くときと悪い方へ向くときと2つある。今回は完全に後者で悪い方向へ進んでいる。と言っても進んでいるのではない。むしろいきそうと言った方が正しいだろう。
ベイトが大量に居る時私が基本としているのは2つ。リアクションか同化の2パターン。しかし、現場に着くとリアクションを忘れた自分が居た。同化させようと試みて失敗し、ベイトと同化させるのではなく、ベイトより大きなミノーを使ってアピールという悪くは無い選択に進む。しかし、ショートバイトに苦しみ、敢えなく断念。次は、マッチザベイトでルアーサイズを9〜11cmに落とす。この時のベイトは9〜10cm。悪くはない選択。次に考えたのが、リーリングスピード。スローとミディアムの2パターンと何ともお粗末な考え。結果は11cmミノーでミディアムリトリーブでヒット。
だが、納得いかない。なぜなら、ボイルは沢山起きる。1つ1つのボイルが1匹と考えるのはナンセンスだが、自分がキャストしている射程圏内に10匹いるなら全てとは言わずに8匹は物にしなければしっかりしたパターンが組めたとは言えない。結局何も変わらずに2本目を出す。9cmミノーミディアムリトリーブ。変わっていないから進んでいる訳もなく惨敗。
熱くなり誰もが、陥るパターンだと思う。特に私のような遠征アングラーには釣行回数が少ない上に爆釣と言う情報が入っても行ける確率が低い。なら、いつでもチャンスをモノに出来るテクニックと読みを着けるしか方法がない。これをやっていくと自分流がもの凄く強くなる。そして、冒頭でも述べたように基本を忘れる。基本を忘れると書くとアホみたいだが、基本が現場で出なくなるので忘れたと一緒だと思う。でも、家に帰って振り返るとこうすればああすればと出てくる。これが頭でっかちの釣り人の始まりだと思う。全てそうとは言い切れないが。
最終的にどの様な方向へ進めれば良いのか?今も解らない。この時野地さんに言われたのが、基本に戻ってごらん。のひと言。基本と言うより初心に変える事にした私は、今後の釣行で1から全てやり直そうと思う。シーズンが早く終わってしまう北関東では、辛い選択だが、1つ1つ変えていく。ミノーはそのままに、変化を付けるリーリングと、スロー、ミディアム。ベイトの泳層の見直し。ルアーのトレース方法の見直し。これだけが課題では無いが、1つ1つ出来ることからやっていきたい。日記を見直して頭が固くならないように注意したい。皆さんも頭から湯気が出そうなときや、釣れなくて焦って着たとき基本に戻って見直してみてはいかがでしょうか?見失っていた事が沢山見えますよ。